家族が４人になってようやく家族っぽくなった

大井

僕、今2歳と0歳の子どもが二人いて。

亮

0歳っていつ生まれたの？

大井

2月23日生まれです。

亮

うちが3月12日生まれやから、1ヶ月違いなんやね。大変やもんね。うちなんか嫁が若干ノイローゼやからね（笑）。

大井

（笑）やっぱり二人目から急に変わってきますよね。

亮

びっくりした、ちょっとナメてた。

大井

二人目を？

亮

うん、ナメてた。一回通った道やからと思ってたけど、正直色んなことを忘れてるし。

大井

懐かしくもあるんですけど、やっぱり上に一人いるのと違いますね。

亮

でも、やっと家族になった感じがするよね。正直言うと、前までちょっとおもちゃ感覚やったから。家族が4人になってようやく家族っぽくなった感じがすんねんな。下の子に手がかかって、上の子はそれにちょっと嫉妬するみたいなのとか、「うわぁ、家族っぽいわ」って。そのうち「なんで弟だけよくて僕はダメなの？」みたいなことになんねんやろうなと思って。

大井

上のお子さんっておいくつですか？

亮

4歳です。

大井

ヤキモチとか妬くんですか？

亮

口には出さへんようにしてるみたい。

大井

強がるんですか？

亮

うん、強がる。面白いなあと思って。でも、いろんな人から「お兄ちゃんやねんから」っていうことは言わんほうがいいって聞いてたからあんまり言わんようにしてる。それに生まれる前から「もうすぐ赤ちゃんができて、そっちに手がかかるからね」っていう説明はしてたから、お兄ちゃんとして強がっているのかなと思って。

大井

それは子どもなりに、なんとなく理解して？

亮

うん、理解して我慢してるみたい。明らかに甘えてきたりして、自分に意識を向けようとしてくるんやけど、本人は意識してないと思うな～。わざとじゃなくて、嫉妬心が出ちゃってるんだと思う。だから「赤ちゃんばっかりじゃなくて、僕とも遊んでよ」とか、「放っておけばいいじゃん」みたいなことは言わないけど、そういう空気はすごく感じるね。

大井

そういう場合は、気を遣ってお兄ちゃんのケアをしたりするんですか？

亮

いや、まずね、僕が下の子を見てることが基本的に少なくて、下の子にまったくハマってないっていうのがあるんです（笑）。あと正直、僕もハマってないんです。お互い様ですね。

大井

すごくわかるんですけど、やっぱりまだ上のほうしか可愛くないんですよ。2ヶ月目ってまだ全然赤ちゃんじゃないですか。

亮

面白みがないねんね。

大井

やっぱり半年くらいの間は、そんなに可愛さがわからないんですよね。

亮

ぶっちゃけそうよ。上の子が1歳半くらいのとき、嫁に「僕、ほんまのこと言って6ヶ月くらい経つまであんま可愛いと思ってなかってん」っていうのをバラしてめっちゃ怒られたからね（笑）。

大井

やっぱりそうなんですよね。リアクションが出てきたりだとか、こっちの言うことに反応し出してからじゃないと、可愛さがわからないんですよね。

亮

そうそう。そんなんで、まだお互いハマってないから、嫁が料理を作ってるときに泣いてたら抱っこしたりはするけど、基本的に率先して下の子の面倒を見てないというか。

大井

すごいわかります（笑）。

亮

そんで、下の子を抱っこしてると、上の子がまぁ嫉妬やと思うけど、いつもよりベタベタしてくるでしょ。僕が抱っこしてウロウロしてると、足にギューっとつかまって引きずられて遊ぶみたいなんをするんですよ。普段やったらそんなとこせえへんのに。本人は嫉妬とかそういうことには気付いてないと思いますけどね。4歳くらいになってんのに、抱っこして欲しいっていう発言がなんでやねんって（笑）。

大井

“赤ちゃん返り（※１）”っていうやつですね。二人とも男の子ですよね？

亮

二人とも男です。でも、上の子からしたら下の子は可愛いっぽいですけどね。

大井

一応、興味はあるっていう感じなんですか？

亮

うん、面白かったんが、下の子が寝そうやったからベッドに置いて、僕はリビングに戻って、嫁が台所で片付けをしてたときに、パって見たら上の子が下の子の胸に手をあてて寝かせようとしてたんですね。それを僕が見たことに気づいて、すぐ止めて（笑）。照れとんねん。「別に僕はゴレンジャー観てただけですけど」ってそんな顔すんねん。なんやねん、それ！って。

大井

あはは！　可愛いですね（笑）。